四ッ岳北面滑降(2750m) 2016.1.24

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IMG_86621月25日

四ッ岳北面滑降(2750m)

メンバー 僕、YSHRさん、あんちゃん

平湯キャンプ場~四ッ岳北面~山頂往復

平湯キャンプ場(1310m)2:50~渡渉点(1580m)4:00~標高(2200m)6:44~標高(2500m)8:35~四ッ岳山頂9:35~55~滑降~渡渉点11:00~キャンプ場11:58

寒い朝だった、道路にある温度計は-6℃、雪も風も凄まじいが行くしかないだろう。早朝2:50にYSHRさんとあんちゃんの3人で平湯キャンプ場をスタートした。前日のトレースが薄らと残っていた、チョットだけ使いハイペースで行く。ハイペースで行かないと寒いのだ。ラッセルが深くなって行くが最強マシーンなので苦にならない。1時間ちょいで渡渉点に着いた、念のためビニール袋を持ってきたけど雪が多いのでスキーで渡れた。そして台地に上がり黙々とラッセルして進む。
通い慣れたこのルートは完璧にルート工作していく、帰りは楽できそうだが果たして残っているのだろうか。

激ラッセルを3人で回し高度を上げて行く、ペースが早いので明るくなる前に随分と標高が上がった。風が強く顔が痛い、薄明るくなるころ標高2200mの樹林の陰で防寒対策をした。気温は-15℃、ザックから出したパンがみるみる固くなっていく。地獄セットを準備、YSHRさんとあんちゃんのゴーグルのバッテリーにスイッチが入らない。寒すぎるから温めれば大丈夫だろう。地獄装備で高度を上げて行く、樹林帯でも雪面が割れる所がある。雪崩に要注意だ。
樹林帯を抜けるともう地獄のど真ん中、時折体が飛ばされそうな突風も吹く。最後の沢筋に入りもうちょいで山頂だ、しかしホワイトアウトで猛烈な風。ちょっとルートを外れた。修正して山頂へ…何も見えない、見えるはずがないか。

山頂で記念写真を撮ったら僕のカメラのバッテリーが切れた。チョット下って滑降準備をする。気温は-20℃の極寒、猛烈な風なので体感温度は-30℃か。さあ逃げましょう。スキーを履けば速攻です、氷化斜面を慎重に滑り三角岩上部のオープンバーンは一人ずつ滑りこんだ。樹林帯のトレースは消えている、GPS見たら電池が無かった。こんなのは初めて、しかし仲間がいるから安心だ。安全地帯に来たら後は激パウ三昧、頑張って良かった。
下から2人が登ってきた、森林限界で引き返すそうだ。この地獄の中ピークに立ったのは僕たち3人だけ、また一つ思い出が出来た。。。