黒部五郎岳 2014年10月 9日

朝は青空が広がり、北ノ俣岳から黒部五郎岳の稜線歩きを楽しみにしていたのですが、2000mを超えるとガスの中。
北ノ俣岳、黒部五郎岳山頂からの展望は。。。。。。真っ白!!おまけに飛ばされそうなくらいの突風。。。
(コースタイム)
飛越トンネル(5.00)→神岡新道との分岐(6.10)→寺地山(6.55)→非難小屋分岐(7.40)→北ノ俣岳(9.05-9.15)→黒部五郎岳(11.35-11.45)→北ノ俣岳(14.00)→非難小屋分岐(14.50)→寺地山(15.30)神岡新道分岐(16.00)→飛越トンネル(17.00)
昨年、同じ計画を立てたが、北ノ俣岳の展望があまりにも素晴らしくここでまったりしてしまった。
今年こそ、黒部五郎岳までの稜線歩きたいと思い計画しました。
登山口に少し早く着いたので仮眠。目が覚めると4.45。寝坊した~
急いて準備をして5.00出発。満月が明るくとても心強い。しばらくすると明るくなり始め空が少し赤くなってきた。月あかりと朝焼けで幻想的な空がすてき♪どんどん歩き神岡新道との分岐。ここから寺地山まで我慢の泥沼?歩き。ここで目の前には北ノ俣岳。左には薬師岳、遠くに剱岳も見える快晴。稜線歩きを楽しみにウキウキ歩き。しかし9時をすぎたあたりから、雲が出始める。ん~微妙。非難小屋はスルーし、しばらく木道歩き。この場所大好きです。小さな池がいくつもあって、木道があって、草原が広がっている。なんかとても落ち着く場所です。ここでのんびりしたいなぁ~。それでも時間が気になるので休憩しないで先を急ぎます。

北ノ俣岳到着!素晴らしい景色がバーン!!のはずが真っ白(泣) 山頂にある石積みで風をしのぎ、今から行こうとしている稜線をみてみる。何も見えないうえに、すごい突風。ガスが吹雪に見える感じです。この天気。黒部に行こうか迷ったが、雨が降っているわけでもなく、雪が降っているわけでもなく、そしてこの風にあおられるのはずっとではない。もう一度地図を確認し、行くことを決意する。

歩きだした瞬間、これで本当にいけるか?というほどのすごい風。それでもしばらくすると岩に隠れ風からまぬがれた。真っ白でなんにも見えなくて、先がどういう登山道なのかもよくわからない。アップダウンが続くとは聞いているが。。。。。確かにいくつもアップダウンを繰り返し、黒部五郎岳はもうすぐかな、、、もうすぐかな、、、、山頂直下は急登と地図には書いてあるがどんな感じなのかな。。。と思っていたら、ガスがさあっと引いて目の前に登山道が現れた。わぁ~ここ上るのか。。。。と思ったが、これを登れば山頂だと思って頑張った。

黒部五郎岳到着!予想していた通り、真っ白!急がないと日が沈むまでに下山できない。証拠写真を撮って、少し休憩をしてすぐ北ノ俣岳に向かう。

自分なりに一生懸命歩いているが、疲れているのかペースがあがらない。そしてこの小さなアップダウンがとても疲れる。(私苦手なんです)体力がないのか、気持ちがダウンしているのか、赤木岳から北ノ俣岳がとても遠く感じました。北ノ俣岳14時。時間がかかりすぎ。ここからしばらく下り。急いで下る。2000mくらいになると太陽も顔をだし、なかなかよい眺め。上を振り返るとやはりガス。一日中、下は天気がよかったんだろうなあ~。段々日暮れが迫ってきます。急いでいるんだけど。。。疲れもピーク。それでもなんとか17時下山。あ~疲れた。

(上り6.30 下り5.30 休憩含む行動時間12時間)
距離 / 28キロ
累積標高差 / 2.300M

せっかくの稜線歩きだったのに、この天気。ただの修行山行になってしまいました(泣)
次は残雪期、是非この稜線を歩いてみたい♪