2018年2月3日~4日 医王山ビバーク体験

2/3 19:30医王の里キャンプ場 雪洞へ

21:00ツェルト設営 ビバーク

2/4 4:00テントへ移動~8:30見上峠

メンバー:I、チャムラン山の会のみなさん(Kさん、Uさん、K森さん、Oさん、K出さん)

チャムランのKさんにビバーク体験にお誘い頂き参加してきました。

チャムラン山の会のみなさんは昼間救助訓練をしており、その後雪洞を作っていました。私は仕事の後夕方、Kさんと合流しました。雪洞は6人が入れる大きなものと2人用のものとありました。思った以上に雪洞の中は暖かく心強いものでした。2人用にはK森さんが一人で入ってみると移動していきました。私は、せっかく皆さんがいらっしゃるので今回の中で一番厳しい条件下、ツェルトビバークをしてみようと思い設営しました。設定は日帰り装備のため、私が持っているのは一人用ツェルト、ホッカイロ3枚、エマージェンシーシート1枚、薄いダウンジャケット、フリース、毛糸の帽子、手袋3枚重ねでした。ガスも持っていましたが、なるべく使わないつもりでいました。気温はー5℃ないくらいですがどんどん冷えて結局入眠に至らず…。吹雪いていましたが23時からは晴れて月と星がきれいで、そのためか気温がぐっと下がった感じがしました。足先は2~3分で寒さのため痛みが続き、眠ることは諦め、ひたすらストレッチや体操を続けながら眠気と寒さと格闘する時間が続きました。1時を過ぎるとさすがに内蔵から冷えてくるのを実感し、低体温症のリスクを考えろうそく程度のガスを5分ほど炊きました。2時、3時でもやはり我慢できず同様に5分ほど使用しました。約束の4時がひたすら待ち遠しかったです。3時半頃を過ぎるとK森さんが準備をしてテントに向かったので私もツェルトを片付けテントに向かいました。テントの中でガンガン火を焚いて暖を取りました。その後雪洞の皆さんもテントに移動され、暖かいラーメンをみんなで食べました。身体に沁みました。ありがとうございます。

その後も一日中ものすごい疲労と眠気が取れませんでした。私自身が我慢できなかったのもあると思いますが、寒さは思った以上に身体へ負担をかけるのだと改めて実感しました。

今回は安全な環境下で本当に貴重な体験をさせて頂きました。雪山登山のリスクを考える大切な機会となったと思います。

チャムラン山の会のみなさま、本当にありがとうございました。