2017.9.8~9.10 剱岳~源次郎尾根、奥大日岳~大日岳

メンバー:Sさん、I

コースタイム:

9/8曇り 9:30室堂~12:45剱澤小屋~取り付き下見~14:30剱澤小屋

9/9晴れ 4:20剱澤小屋~5:20取り付き~10:40一峰~12:10二峰~12:50懸垂下降~14:00剱岳14:30~別山尾根~17:30剣山荘~18:50剱御前小舎

9/10曇りのち晴れ 6:00剱御前小舎~8:30奥大日岳~10:00七福園~10:05中大日岳~10:50大日岳~13:15大日平小屋~15:15大日岳登山口

とーっても怖がりの私ですが、今年行ってみたいとひっそり目標にしてきた源次郎尾根。ちょうど平成29年9月9日、剱の日らしいとSさんに話すと「それならばぜひその日に登頂しよう」と決まりました。立山駅に着いた頃はものすごい土砂降りで雨が収まるのを待ってから出発。雪渓まで下見に行きましたが近くで見るとさらに迫力のある源次郎尾根。本当に大丈夫かな…。不安もありましたが小屋では気さくなガイドさんに素敵なお話を伺い、楽しい時間を過ごせました。

9/9星と月明かりの下、雪渓はピカピカに凍っていてアイゼンの爪が頼もしい。明るくなってきた頃、取り付きに到着。最初の所でロープを出しているパーティーがいて既に渋滞です。結局1時間近く待ちました。その後は木の根をくぐりながら登る楽しい感じでしたが、徐々に浮石が増えてきます。何度か待ち時間もあり一峰まではとても長く感じました。途中で細長い大きな岩があり、両側切れ落ちています。なかなか岩に乗り込めず、初めて「怖くて前に進めません」と言ってしまいました。私にとっての核心はこの岩でした。二峰の最後は30mの懸垂下降です。後ろのパーティのガイドさんはとっても素敵な懸垂下降で一目惚れしてしまいました。私もあんな風に岩と戯れたい…憧れます。その後も浮石と落石に気を付けながら登り続け、ついに到着です。本当に登れたんだ…。涙が溢れてきますが、時間も押しているので別山尾根から早々に下山開始。今までの道に比べれば安心感が全然違います。鎖もあるし、足場も広い。ただし、足に疲れはたまってきているので、やっぱり慎重に下りました。鎖や梯子でまた渋滞。明るいうちに小屋に到着予定でしたがすっかり日も落ちてからようやく到着。小屋の方は親切に対応して下さり優しさが沁みました。

9/10昨日はたくさん行動したし大日行かずに雑穀谷でもいいねぇと消極的な私たち。けれどもお天気も悪くないので、歩き始めると気づけばやっぱり奥大日岳に向かっていました。ガスの中から時折見える迫力ある剱岳。あんな所にいたんだと改めてびっくり。大日岳までの気持ちの良い稜線歩き、大日平の可愛らしい景色に、やっぱり来て良かった〜!下りも荒れた道もあったり、沢山の人とすれ違ったりと、油断できない道でした。中大日岳で会った富山の健脚なお兄さんは奥大日岳までピストンしていて大日岳登山口で再会しました。はやっ‼︎気さくな方で立山駅まで送って下さいました。ありがとうございます!

素晴らしい三日間でした。一緒に行って下さったSさん、山で出逢ったみなさま始め、全てに感謝の気持ちで一杯です。

本当にありがとうございました。