8/3～5 三度目の八ツ峰
一回目は下半上半を一日で縦走、二回目は下半縦走後翌日チンネ登攀、あの頃の元気は何処へ、それからもう6年
夏のメインを今まで北方稜線にしていたのですが、ヤマケイの6月号剣八ツ峰特集を読み今年は八ツ峰に行くぞ～と独り心に決める。
仲間を集い、体力がないので軽量化の小屋泊とし上半のみ縦走し北方稜線に出て頂上を踏み小屋に戻ると言う形にしました。
1日目は剣山荘までなので室堂12時発、のんびり出発です。
2日目4時半出発、剣沢雪渓を下り出合いから長次郎谷雪渓に入る。今年は雪が多いですね。
段々と熊の岩が近くなると上半のⅤⅥのコルが見えて来る。雪渓が切れた所でアイゼンをはずしハーネスを装着、コルに立ちいよいよ上半の始まりです。
ルートの確認、ホールドのしっかりしていそうな所を見つけ登って行く。Ⅵのピークから下を覗くと登攀をしている人達が見えました。コールも聞こえ、ここは特別な所、改めて剣に来たな～と感じます。
Ⅶ峰のトラバース道もあるがなるべく忠実に稜線歩きをする。ブッシュもなくなり岩、クライミング要素が多くなります。
短い懸垂も数回こなす。最後のⅧ峰の頭に向けての登りはスッパリ切れ落ちている横を歩き登りつめる緊張する所でした。
やっと頭に立ちました。ここでしか見られない景色が広がっていて感動の一言です。最後の懸垂をして池ノ谷乗越に出て一安心。
あとは北方稜線を歩き頂上に立つ。後ろを振り返りギザギザの八ツ峰を眺め、静かに満足感にひたりました。
3日目剣御前の頂上立ちもう一度剣を眺める。やっぱり剣っていいな～の言葉しか出て来ませんでした。
