メンバー Aさん(山友)、S
スケジュール 2021年4月2日(金)
5:30開始 10:15前大日岳 11:45早乙女岳 13:15前大日岳 15:55開始地点
1年前に初めて名前を聞いて、大日岳の稜線上にある山と知り、1週間前に行った大熊山とも繋がっているという流れで、にわかに優先順位上がった早乙女岳へ行ってきました。
立山駅近くで道路はゲートストップであり、長い道路を歩くのは時間的にもったいないので、チャリでクムジュン跡地へデポ。何年か乗ったことがない20型自転車の登りは、膝回り筋肉へ負担少なくなく、登山よりしんどい。早朝、ゲートではカモシカが出迎えてくれました。
結構なロングルートなので、ゆっくりを意識しながら歩く。しまった雪質の、緩斜面の樹林帯歩きが続き、登山研修所手前より勾配強くなる。ここからが急登で、200mをピッケル+アイゼンで。標高1300m~1500mだけど、この日の気温が高く、感覚は夏山、風ない所では汗が噴き出る💦
1500mから前大日岳1779mまでは稜線上となり、眺望がすごい。薬師岳が大きく、鍬崎山がとても近く別の山に見える。その下には弥陀ヶ原が積雪で白く映える。後方には、大辻山、七姫山。土倉山・大倉山、毛勝方面と富山県の山々は迫力が半端ない!そして、とても美しい大日岳への稜線を進む。
1900m位からの雪質が悪く、もう既に腐っており、全体通じて最も歩きにくい。急登含んだアップダウンと雪庇地帯で、危なくはないが緊張感を持てるので、かえって助かる感じ。この地点でもとにかく暑く、日焼け止めは汗で流れるので顔の色黒パンダ状態はひどくなるだろうなあ。
広くなった稜線歩いていると、剱様現れる!どこかわからず思わず行き過ぎた所が、早乙女山ピーク。早乙女平みたいな感じ。今回はここまで。大日岳までは次の楽しみにとっておこう。(ここからがかなりの体力必要らしい)
最高の眺望が360度広がり、先週苦労して行った大熊山への稜線見えるととっても嬉しい。ランチまったりするには、最高のVIP席で、好天風無しが更に環境を整えてくれる。幸せな時間をしこたま堪能し、下山へ。
ヒップソリに丁度良い所もあり、順調に降りる。900m頃より登山道と沢がクロスしており、スノーブリッジ状態が目ではわからない。踏み抜きやブリッジが崩壊したりしたが、幸いにして大事には至らず。結構深い沢エリアあり、この後は危険箇所増えそう。
更に林道へ降りるポイントを見過ごし、急下りの藪を降りていると、嫌な音が聞こえてくる。すぐ近くで雪崩、土砂崩れのような小さな石が数分間にわたり落ち続けていた(怖)
賞味期限切れ前に登れた早乙女岳、期待通りのすてきな山でした。石川県では、あまり知名度高くないけど、残雪期には最適な登山楽しめます。来年は大日岳に向けて、おかわりします。
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