北海道山行 2024.7.27~8.2

【メンバー】フウロ(Yoさん & Shi) 一般(Tuさん)

【日程】

7/27(土)新潟から小樽へ出航

28(日)小樽着 雌阿寒岳

29(月) リスケ山 西別岳 摩周岳

30(火)野付半島

31(水)アポイ岳

8/  1(木)小樽より新潟へ出航

2(金)新潟着

 

【北海道山行 マイベスト3】

ベスト1.全走行距離2,000km

・西の小樽から、東の野付半島、南のアポイへと、本州での移動距離を含めると約 2,000km!

・Yoさんの新車(紺吉君←勝手に命名)にはお世話になりました。

 

ベスト2. 北海道の自然、動物、植物との出会い

・移動中、道の両側に広がる牧草地、放牧場、畑の、どこまでも続く広大な景色

・ 目の前まで来る動物たち(エゾシカ  キタキツネ  丹頂鶴 乳牛 肉牛 未来のサラブレット)

・二人のお花博士のサポートのもと、たくさん見つけられた貴重な植物たち

 

ベスト3.西別小屋

・標茶山岳会が中心となって整備している避難小屋。摩周岳登山口前に建つ。

・吹き抜け2階建て、大きな薪ストーブのある立派なログハウス(森の中の別荘のよう)

・使用料なんと無料!! 薪ストーブで衣服を乾かし、宴会を繰り広げて2泊してしまった。

 

山は、どの日も霧や雨などで残念ながら眺望はありませんでした。登った山について簡単に所感などを述べます。

【雌阿寒岳】

小樽より約4時間で公営駐車場着。

野中温泉の手前からハイマツのトンネルを進み、森林限界を超えると4合目の礫地へ。

天気は途中から霧雨、火口が落ち込んでいて青い沼地が点在するらしいですが、眺望はまったくなし。

先の阿寒富士は、早々に諦めました・・・

摩周駅近くの「泉の湯」という「The 昭和」なお風呂が最高でした。

(番台にはちゃんとお母さん、そして200円です!)セーコマートで買い出しして、西別小屋へ急ぎました。。

 

【リスケ山 西別岳 摩周岳】

西別小屋を出た瞬間から、オロロとの攻防戦。嚙んだ上に血をなめるとは、けしからぬヤツ。

帽子の中に入り込まれ、プチパニックに。

柔らかい土で歩きやすく、白樺のトンネルや一面に広がる草地や笹の緑がさわやか。

小雨が降り続き、昨日に引き続き眺望はありません。

山頂から見えるはずの噴火口も全く見えず、オロロとガスガスの1日… でも素敵な山でした。

町まで車で繰り出し(片道 約28km)、再び「泉の湯」と買い出しへ。

 

【野付半島】

1日、ゆっくりと散策を楽しみました。

ネイチャーセンターの賑わいの他は、住む人の影もなく、静かな時が流れています。

厳しい生活環境に耐え、この地で一生を過ごす動物、植物の観察は、ほんとうに特別な時間となりました。

野鳥観察舎(ハイド)で、たくさんの水鳥を眺めながらのんびりティータイム。

草むらに埋もれた三角点探しも楽しかった~。

 

【アポイ岳】

高山植物の宝庫で「アポイ」の名がつく固有種が多い山。植物博士のお二人には、もうたまらない山ですね。

教えていただいたお花で、自力で何とか見つけられるもの(しばらく経つと、たぶん忘却の彼方・・・)

→キンロバイ(今が真っ盛り!) ジャコウソウ(素敵な香り) エゾサイコ(はかなくてかわいい♡)

アポイアザミ(アザミならなんとかわかる) アポイハハコ アポイマンテマ あと、ネジバナくらいかな。

アポイ岳は、カンラン岩という少し緑がかった岩盤でできており、標高は810mしかないのに、2,000mクラス

の高山植物が咲き乱れていました。海の近くより登るため、とっても登りごたえがありました。

アポイ岳ってホントに810m??

野付半島からアポイへ、そしてまた小樽へ戻るにもあまりに遠く、行程に入れられるか迷った山ですが、行けてほんとうに良かった~!

季節を変えて再訪したい山になりました。