メンバー:3名
行 程:〈1日目〉馬場島→丸山→早月小屋
〈2日目〉早月小屋→丸山→剱岳→早月小屋→丸山→馬場島
Tさん念願の、早月尾根からの剱岳へ行ってきました。
早月尾根は、登山口よりひたすら急登が続き、2,600m過ぎからは、踏み外せば間違いなく「さようなら~」のガレ場、鎖場、ハシゴが登場。「試練」はあっても「まったり」とは、おそらく無縁のルートです。
ところが今回、ルートのあちらこちらで「まったり」過ごしました。Tさんの写真撮影に同行させていただいたおかげです。時間の流れの中で、光の印影を追い求めるTさん。朝早く(夜中、何なら前日)に床を離れ、撮影に向かうこともよくあるのだといいます(;’∀’)
到着した早月小屋上の丸山からの景色は、この上ない快晴で稜線くっきりの山々。その後は夕日に染まる雲海、金星に始まった満点の星空、テント場の明かり、上弦の月、闇に沈む山容…。午前3時半、再び丸山。月のない空の星々を存分に眺め、いよいよ剱岳へ。朝焼けの雲海、朝霞に煙る峻険な稜線、眼下に別山尾根、そして眼前に切り立つ劔岳。頂上は360度のパノラマ展望。あれが雄山、大汝山と言っているうちにパノラマを覆い隠すガス。下山時に出会ったブロッケン現象とむくむくのライチョウ。撮影の合間におしゃべり炸裂。移り変わっていく景色を眺めながらのコーヒーとおやつタイム、お弁当タイム、ラーメンタイム。「早月尾根でまったり」は、もう最高でした!
カニのタテバイ、ヨコバイで有名なのは別山尾根です。しかし早月尾根にも、早月版カニのタテバイ=「連続垂直ロングばしご」、早月版カニのヨコバイ=「鎖1本の命綱で巻いていく大岩壁」などなどあります。 とにかく集中力を削られないことが大切です。最後までトップを行ってくれたAちゃん、ありがとう!
宿泊した早月小屋は、心のこもったとってもおいしい食事を提供されています。夕食のあつあつ豚汁、生姜たっぷりサバの味噌煮、手作りの太巻きとおいなりさんの朝弁当。 寝場所である管理人室を明け渡して個室として使わせてくださり、自分は受付部屋で寝ていたお兄さん。食事がとてもおいしかったことをお伝えしたら、ニコニコされていました。このお兄さんこそ、若く早月小屋の三代目主人となられた「佐伯堅太郎さん」。山渓から出版されている「山小屋からの手紙」という書籍を、ぜひ読んでみてください。堅太郎さんの手記があります。
早朝、丸山で月が沈んだ暗い空の星々を満喫しているとき、夜中に馬場島を出発してきたという、何人もの「日帰り猛者の方々」にお会いしました。夜通し登るのは、富士山だけではないのですね~笑













