メンバー Y本さん、S 他2名(Mさん、Tさん)
タイムスケジュール 6:20白峰緑の村 13:00 1477m地点 16:45白峰緑の村
メンバーのTさんが以前より行きたいと考えていた、判官堂湿原への冬季限定ルートへ行ってきました。入山者なしはほぼ間違いなく、16kmのロングルートのため、目的地までたどり着けるか、撤退も想定しながらスタートしました。
白峰緑の村から、変電所?に向かう林道で入山ポイントを見つけます。元より登山道がある訳ではないので、予習した尾根筋をルーファイしながらたどります。雪質は水分多く含んでいるものの、幸いにしてあまり沈み込みがなく、予想していたより体力温存できる。高さ900m位までは、緩やかな勾配中心でラッセルまでは必要ないけど、地味に沈み込みます。
先頭はいつも通り、スノーシューでMさん中心、他メンバーはかんじきで。少しでも負担をシェアしようと、各自体力と相談しながら全員ラッセル参加💦アップダウン繰り返しながら、徐々に急勾配箇所も出てきて、フワフワの雪質+積雪量も増え、膝高さレベルのラッセル箇所でてきて、ロングの厳しさもあいまって体力を奪います。
天候は予報通り、スタートは曇りだったけど、徐々に良くなってきて、ほぼ晴れ☀。樹林帯の中はほぼ無風、稜線でも穏やかな風。東側山域より朝日+青空で、樹林間より陽射しがまぶしく、とっても美しい。鳴谷山や鷲走ヶ岳方面の眺望が開けており、アドレナリンが出る。白山方面見えるものの、午前中は雲がかかっており、これからの高気圧に期待。
1200m地点で6km歩き、11時。交代ラッセルで体力温存しつつ、とりあえず、1382m三角点ポイントを目指す。この間が大きな下り後上り箇所で、この日の核心はココ。100m近くの急登を迎え、Mさんの危険も避けた最適なルーファイが秀逸で、とても助かりました。それでもかなり体力消耗しながら、1382m地点になんとか到着。なかなか開けた場所で、三角点(点名:明谷)儀式等で一息つきながら、どこまで頑張るか話していると、もうMさんは当初よりの目標ポイント1477mに向けてガシガシラッセルしてる。13時前には到着できると、最後の踏ん張り。
しばらく歩み進めると、正面に山々が現れる。鉢伏山だ!目の前に見える。左側に大長山がどーん!!こんなかっこいい山だっけ(福井県の方ごめんなさい)という位、そびえ立っている。大みそかに黒斑山から見た浅間山の雰囲気が似ている。そして、遂に1477m峰に到着。
ここは360度開けており、三の峰~別山~白山、白山麓方面の山々が一望できるスポット。白山には頂上付近少し雲が残って、御前峰・大汝峰が恥ずかしがってる状態。●●平と名前がついても不思議ではない素敵なエリアで、こんな素敵な所があるとは、本当に来て良かった。誰も入っていない遠方まで来た!という達成感もあり、感動ひとしお。よく見ると鉢伏山のピークに人影が見え、大きな声で呼びかけるが、残念ながら反応はなし。絶景の中、ちょいふざけながら記念撮影し、しばらくの間眺望を楽しみました。さすがに、この広い稜線は風もそれなりにあり、寒いので下山へ。
風のない、眺望の良い場所でランチ?おやつ?タイムで休憩していると、白山の雲はきれいになくなっており、白山+別山が完全な美しい姿を見せてくれ、ご褒美いただきました。下山も好天で気温が上がり、雪が緩んできており、Y本さんと筆者が踏み抜きで結構はまる。以降恐る恐る足を置くところも増え、気をつけながら何とか無事下山できました。
とても楽しいルートなので、次回はピストンではなく、取立山まで縦走しようとか、周回しようとか話も盛り上がる。このルート教えてくれたTさん、今回もルーファイ+ラッセルで先頭でリードしてくれたMさん、ラッセルも積極参加でまだまだ気力体力余力あり前向きなY本さん、ありがとうございました。白峰からこんなルートで大長山や取立山へアクセスできると知りませんでした。そして、1477m峰平の素晴らしさは表現できない程でした。
しんどいけど、あまり誰も入っていないルートをまた楽しみましょう。
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