大日岳~剱岳~弥陀ヶ原 2020.1010~12

木道もあり、雲ノ平を彷彿

大日平は紅葉がピーク

大日岳よりガスが晴れた剱岳

地獄谷

富士折立・大汝・雄山もクッキリ

大日岳稜線

頂上で同行者と記念撮影

剱岳より:右から鹿島槍・五竜・唐松

剱岳より立山連峰
後方に薬師岳や笠ヶ岳

カニのヨコバイでの下り
ハシゴは何気に安心

講習会で登った大辻山

雲上の白山です

 

 

 

改めて剱岳。ありがとう。

 

 

 

 

おまけ
カニのタテバイ最後の所。あまり見ないアングルで写真頂いたので。

 

メンバー S、他2名(男性1、女性1)
<コース履歴>
10/10 7:05称名滝 9:25大日平山荘 12:00大日小屋 14:30奥大日岳 16:35雷鳥沢野営場

10/11 4:00雷鳥沢野営場 5:25剱御前小屋 6:50剣山荘 8:40前剱 10:00剱岳~11:10
12:00前剱 13:25剣山荘 14:50剱御前小屋 16:45雷鳥沢野営場
10/12 6:25雷鳥沢野営場 7:20天狗平山荘 8:45弥陀ヶ原バス停8:50六甲学院ヒュッテ 八郎坂を経て 12:50称名滝

個人山行として、自身初めての大日岳及び剱岳登頂と、紅葉ピークの弥陀ヶ原(歩くのは初めて)をメインとして行ってきました。
称名滝スタート時点で、結構な本降りでしたが、天気予報ではお昼には回復するという通りの天候で、午後からは晴れ中心と十分な眺望に恵まれました。(ガス男の汚名返上?)

大日岳へは急登続きで、テント泊ザック背負っては汗が滝状態。最初の区切りとしての大日平山荘到着したら、紅葉美しく、雲の平とは言わないけど、びっくりの素敵なエリア。山荘が本年の最終日として大掃除してましたが、一度マッタリと訪問したいお宿です。

その後のアップダウンで、17.5kgのザック重に耐えかねて足がケイレン。その後のダメージも小さくなく、今の体力では荷重対策必要性を痛感しました。

大日岳や奥大日岳登頂時は、ガスもなくなり剱岳もしっかりお目見えし、テンション回復。なんとか予定より早くテント設営。弥陀ヶ原ルートの会3名も同じ頃、お隣スペースでテント設営してました。

2日目は、今回最も楽しみにしていた剱岳へ。3回も早月ルート計画が雨天中止となり、今回は晴天下でのリベンジ。荷物はテント内にデポして、アタックザックのため剣山荘までは軽快。剣山荘が標高約2500mで、ここからが岩場急登で、鎖場オンパレード。一服剱から体力的にも怪しくなり、前剱あたりが結構ヘロヘロでしたが、眺望がすばらしく、後立山や立山連峰・毛勝三山等の美しさに随分助けられました。

難所のカニのタテバイは、岩場経験不足のためぎごち無さはあるものの、足場のボルト及び岩へ一歩一歩丁寧に足を置き、何とか登っていくことができました。高所恐怖症自称していましたが、足がすくむということもなくちょっと安心しました。

無事ピーク到着時は、後立山は雲一つなく、槍ヶ岳や乗鞍岳方面もほぼスッキリ、富士山も見え、最高のご褒美いただけました。1時間程景色堪能した後は下山へ。

カニのヨコバイは、事前に聞いていた通り一歩目の足場が見えにくいですが、少し体を岩から離すと大丈夫でした。晴れていて良かったなあと、岩が濡れていたら危険度がかなり上がるという実感です。その後も鎖場のアップダウンは緊張しているので問題無しでしたが、何にも問題ない所でよそ見した瞬間に、尖った岩へ右ひざが少し当たった程度でかすり傷で済みましたが、やはり気を抜くことが大きなリスクだと改めて実感しました。

失敗談としては、帰りに剣山荘で水補給前提での量しか持っていなかったら、何と当日の午前中で冬季休業。剱沢で補給することができましたが、結構喉がカラカラで、水分は余裕をもってという点では反省です。

剱御前小屋到着時には、ブロッケン+虹にも遭遇。ラッキー続きで雷鳥沢へ帰宅。

3日目は、紅葉狩りタイム。室堂周辺は既に紅葉は終了という時期でしたが、弥陀ヶ原は今がピーク!というラッキーさ。写真撮影で足が進まない状態で、木道でコーヒーとおやつタイムで幸せなひととき。弥陀ヶ原歩きは、花の時期も経験なくて、やはり素敵なエリアですね。

以降木道が滑るスベル。気を付けていたのに、3人ともすってんころり、怪我しなくて良かった。やはり八郎坂は急坂で、気をつけながら、紅葉と称名滝との絶景コントラストを楽しみながら無事下山できました。

今回、台風進路の変化により3日間とも天候に恵まれ、にわか計画での山行でした。結果として、剱岳も登山者が少なく静かで安全にスピーディーに計画通り完了することができました。山と同行者、そして会の皆さんに感謝です。

from S