20140808白山南竜

 

大学生の娘が白山に行きたいということで、靴を買い山行を計画した。娘にとって初白山、ほぼ初登山。台風の影響で予報の降水確率は70%。いつでも引き返すつもりでスタートする。意外なことにわずかながら遠くのそらに薄水色も見える。甚の助小屋までたどり着き、上のほうはガスで真っ白。このままでは欲求不満かも、という娘の発言も有り、良くない事だが計画変更し南竜へ。ここからさすがに花が増えてくる。南竜の小屋の前で記念撮影をしていると自然解説員の方が声を掛けて来る。悪天候で登山客も少なく暇なのか(失礼!)ご親切に教えて下さるので、テン場の方までずっと案内(解説)してもらうことになった(結局2時間も!)。ハクサンコザクラなど有名どころの花はもちろん、私が初耳の花も多数(たぶん20数種)、また黒ユリのおしべだけの個体、めしべ・おしべ両方ある個体も(クロユリは性転換をする!とは知らなかった。)教えて頂いた。2014-08-08_haruわたしが驚いたのはショウジョウバカマの花が終わった後の茎が60cm程にもなっていた事。(花の時は10cm程ですよね。)これは種子を遠くに飛ばすためだそうな。オトギリソウ(弟を切る)の伝説などや地層の解説までして頂いた。この方ベテラン解説員で多くの解説員を指導されてきた方のようです。帰りには多少雨に降られましたが、行った甲斐が有りました。